お世話になっております。工場長の吉中です。
先日、当社に新しい仲間が入社しました。
新しい人が入ってくるのはうれしいことですが、鋳物の仕事は、初めての人にとってなかなか大変な仕事でもあります。
砂型を扱ったり、製品を運んだり、体を使う作業も多く、慣れないうちは思っている以上に体への負担が大きいものです。
新しく入った彼も、まだ仕事に慣れていないこともあって、腰が痛くてつらそうにしています。
こうした姿を見ると、改めて考えさせられることがあります。
昔からやっている仕事だから、今までこのやり方でやってきたから。
そんな理由だけで、これからも同じやり方を続けていていいのだろうか、と。
もちろん、鋳物づくりには体を使わなければできない作業もあります。すべてを機械に任せることも簡単ではありません。
それでも、道具を少し工夫したり、作業の手順を見直したり、重いものを扱う方法を変えたりすることで、体への負担を減らせる部分はあるはずです。
日々の仕事の中で、「もっと楽にできる方法はないか」「この作業は改善できないか」と考えています。
一つひとつは小さな改善かもしれませんが、毎日の作業が少し楽になれば、長い目で見れば大きな違いになると思います。
そして、こうした改善を考えるうえで、これからはAIなどの新しい技術も無視できない時代になってきました。
AIと聞くと、なんだか難しいものに感じるかもしれません。ですが、必ずしも大がかりな設備を導入したり、仕事をすべて自動化したりする必要はないと思っています。
例えば、作業の手順を見直すためのアイデアを出してもらったり、改善方法を調べたり、今まで思いつかなかった方法を探したり。
使い方次第では、私たちのような小さな鋳造工場でも、役立てられる場面はあるはずです。
もちろん、AIがあれば何でも解決するわけではありません。実際の現場で使えるのか、安全なのか、本当に作業が楽になるのか。最後は自分たちで確かめる必要があります。
それでも、今までのやり方にとらわれず、新しい技術も活用しながら、少しでも良い方法を探していくことは大切だと考えています。
これから新しく入ってくる人にも、できるだけ無理なく仕事を覚えてもらいたいですし、今働いている従業員にとっても、体への負担が少ない職場にしていきたいと思っています。
鋳物づくりの技術を磨くことはもちろん大切です。
それと同時に、働く環境を良くしていくことも、会社にとって大切な仕事の一つです。
昔からの技術を大切にしながら、新しいものも柔軟に取り入れていく。
まだまだ改善できることはたくさんあると思います。
これからも現場の声を大切にしながら、働きやすい職場づくりに取り組んでいきたいと思います。





