こんにちは。
営業部の辻川です。
今回は鋳物を作るうえで避けて通れない、けど実はあまり知られていない「収縮率」の話です。
突然ですが、鋳物の木型は、図面に書かれた製品寸法とまったく同じ大きさで作ると思いますか?
実はそのままではありません。
その理由は【鋳物は冷えると縮むから】なんです。
鋳物だけに限らず多くの物質はそうだと思いますが
溶かしたアルミを型に流し込むと、熱いうちは膨張しています。
それが冷えて固まっていくと、少しずつ収縮します。
そのため、完成した鋳物が図面どおりの寸法になるように、あらかじめ木型を少し大きく作ります。
このときに考慮するのが「収縮率」です。
例えば、100mmの寸法に対して収縮率を考慮して木型を作ると、100mmより少し大きな型になります。
「じゃあ、何%大きくするの?」と思われるかもしれません。
ここが鋳物の難しいところです。
収縮率は材質や鋳造方法、製品形状などによって変わるため
単純に「アルミなら○%」と決められるものではありません。
さらに実際の鋳造では
・製品の大きさ
・肉厚
・形状
・鋳造方法
など様々な要素によっても寸法の出方が変化します。
そのため、鋳物は「木型を収縮分だけ大きくすれば完成」という単純な話ではありません。
鋳造後の寸法を予測しながら木型を作り、必要に応じて加工代なども考慮します。
アルミを溶かして型に流し込む。
一見すると単純に見えますが
その中では「どう縮むか」「どこから冷えるか」「どこに加工代を付けるか」など、いろいろなことを考えています。
これも砂型鋳造の面白いところです。
4種の製法を活かし、その製品に最適なプロセスでご提案いたします。
鋳物のお困りごとがありましたら弊社問合せフォーム迄お待ちしております!



