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スタッフブログ

フラン樹脂砂型アルミ鋳物に見る「コストと効率」のリアルな話

お世話になっております、八百谷金属工業株式会社の八百谷でございます。

日々、さまざまなモノづくりの現場から「この形状、アルミで形にできないか?」というご相談をいただきます。試作や多品種少量生産の強い味方といえば、私たちが得意とする「フラン樹脂による自硬性砂型アルミ鋳物」です。

しかし、モノづくりには必ず「表と裏(トレードオフ)」があります。今回は、普段あまり表に出ない「コストと生産効率のリアルな舞台裏」を少しだけお話しします。

なぜ、1個作るたびに「待ち時間」があるのか?

金型であれば、一度作れば何千、何万回と繰り返し湯(溶けたアルミ)を注げます。しかし、フラン樹脂砂型は「1回鋳造するごとに、型を壊す」のが宿命です。

つまり、製品を1個作るたびに、毎回新しく砂にフラン樹脂と硬化剤を混ぜ合わせ、型を造形し直さなければなりません。

ここでポイントになるのが、フラン樹脂の「自硬性(化学反応で自然に固まる性質)」です。 砂を詰めてから、アルミの湯の圧力に耐えられるだけの強度にカチッと固まるまでには、どうしても一定の「待ち時間」が生じます。

「じゃあ、硬化剤を増やして一瞬で固めればいいのでは?」
と思われるかもしれません。しかし、急激に固めようとすると、今度は型にムラができたり、鋳物欠陥(型崩れやガス欠陥)のリスクが高まったりします。品質を担保するためには、この「砂が育つのを待つ時間」が絶対に妥協できないプロセスなのです。

是非、設計初期からご相談ください

フラン樹脂砂型アルミ鋳物は、決してハイサイクルな大量生産には向きません。1個1個、砂を混ぜ、固まるのを待ち、型を壊して製品を取り出す。そこには確実に職人の手間と時間が積み重なっていきます。

しかし、だからこそ「初期費用を抑えて、複雑な形状のアルミ構造体を、一発で形にする」という局面において、非常に有効な手段と考えます。

「この予算とスケジュールなら、どんなプロセスが向いている?」 そんな疑問が湧いたら、ぜひ設計段階の早いタイミングで私たちに声をかけてみてください。現場のリアルを知る職人だからこそできる、最適なコストとプロセスのご提案をお約束します!

アルミ鋳物の試作・少量ロット量産はお任せ下さい。

4種の製法を活かし、その製品に最適なプロセスでご提案いたします。

鋳物のお困りごとがありましたら弊社問合せフォーム迄お待ちしております!

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