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スタッフブログ

鋳肌と砂の粒度

こんにちは。

営業部の辻川です。

 

このブログが公開される予定日は7月3日ですが、そのブログを書いているのは6月21日です。

6月も梅雨入りしたのですが、ここ数日はカラッと晴れた日が続いています。

晴れるとTVなどでは「〇〇は今日最高気温34℃になりました!」などと放映される日々です。

正直このへんも最高気温32℃ほどとなり日差しは暑いですが、去年の猛暑の38℃ほどの日を体験しているので

まだ夏には至っていないな、と感じます。

 

まぁこのくらいの気温で夏が終わってくれるのならそれに越したことはないのですが。

このブログが公開される7月3日、どのような気温でしょうか。

夏バテや熱中症には気を付けましょう。

 

さて、今回のブログタイトルですが、

(型崩れやゴミの混入などは別とすると)鋳肌の綺麗さは2つの要素に依存します。

1つめは木型の肌の綺麗さです。

鋳型は木型形状を写しとって出来るため木型表面がガタガタだと鋳型や鋳物もそうなってしまいます。

2つめは鋳型を形成する組織の粒度です。

生砂や硬化性の砂を使った砂型鋳造と石膏で鋳型を作る石膏鋳造ではその組織の粒の大きさが違うため、鋳肌にそれがはっきりと表れます。

これは実際の写真を見ていただいたほうが早いかもしれません。

これは弊社の生砂です。

これが硬化砂です。比較しても生砂とほぼ粒度は変わりません。

それらで鋳物を鋳造すると↓のような鋳肌になります。

ショットブラストを当てているので凸凹が多少均一化していますが砂肌が鋳物に転写されているのがお分かりになりますでしょうか。

そしてこれが石膏鋳造用の石膏です。

粒度が全然違いますね。これで鋳造すると↓こうなります。

赤ちゃんの手形ですが、このように手のシワまでくっきり表れます。

工業製品ですとRa3.02くらいになります。

鋳物と一口に言っても鋳型の粒度一つで完成品の見え方も違ってきたりします。

 

アルミ鋳物の試作・少量ロット量産はお任せ下さい。 4種の製法を活かし、その製品に最適なプロセスでご提案いたします。

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