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スタッフブログ

アルミ鋳物の「収縮」

お世話になっております。工場長の吉中です。

いよいよ鋳物屋にとって、地獄のシーズンがやってまいりました。

出来る限りの暑さ対策を実施し、一人も熱中症になることなく乗り切りたいと思います。

 

今回は、前回の記事で少し触れたアルミ鋳物の「収縮」についてお話ししたいと思います。

 

アルミ鋳物を鋳造する際、高温のアルミを鋳型に流し込み、冷却されて固まるときに体積が減少します。これを収縮と呼びます。

これは、溶けたアルミの中で自由に動き回っていた原子が冷却される際に、きっちりと並ぶことで起こる現象のようです。

つまり、膨張して体積が大きくなった状態のアルミ合金を鋳型に流し込み、鋳型内部のモデル形状に従って充填された後、冷却によって収縮するため、出来上がったアルミ鋳物はモデルの寸法よりもわずかに小さくなるということです。

したがって、モデルを作成する際には、あらかじめ1%~1.2%ほど大きめに作成し、収縮を考慮して寸法通りのアルミ鋳物が完成するというわけです。

 

モデルの形状によっては思った通りに収縮してくれない場合もありますので、難しいところですが経験を生かしてドンピシャで寸法を出してまいりたいと思います。

 

アルミ鋳物の試作・少量ロット量産はお任せ下さい。

4種の製法を活かし、その製品に最適なプロセスでご提案いたします。

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