こんにちは。
営業部の辻川です。
今回は前回の「鋳型の種類①」の続きとなります。
前回はこちらをご覧ください。 → 投稿を編集 “鋳型の種類①” ‹ 単品鋳物.com|アルミ鋳物|試作~小ロット量産まで — WordPress

前回は自硬化型まで説明したので次はガス硬化型から。
ガス硬化型 珪砂にガスを当てることで化学反応を起こし、鋳型が硬くなる手法です。
水ガラス-Co2型 【弊社取扱有】水ガラスなどを混ぜた珪砂を使用し鋳型を込めます。
形状が整ったら珪砂に二酸化炭素ガスを当て、鋳型内に行き渡らせるとガスと反応し珪砂が硬化します。
割と複雑形状(フィン形状)や薄肉(部分的に2~3mm)などに向いており、ガスを当てるとすぐ硬化するので超短納期の試作などに向いています。
コールドボックス型 水ガラス-Co2型と似ており樹脂を混ぜた珪砂にガスを当てることで珪砂が硬化します。
硬化速度が速く他プロセスは分単位での硬化に対しコールドボックスは秒単位での効果が可能なのが特徴です。
熱硬化型 熱を加えることで硬化する鋳型
シェルモールド型 レジンコーテッドサンド(ベースは珪砂)に高熱を加えることで鋳型が硬化します。
特殊型
ロストワックス型 金属で欲しい形状のものとほぼ同形状をワックス(蝋)で作り、
そのワックスを砂や石膏などで(ワックスの一部は外に出した状態で)閉じ込め、鋳型を完成させます。
ワックスの一部外に出ている所からワックスを加熱していき、鋳型からワックスを取り除き、
そこに溶けた金属を流し込み、鋳型を壊して金属を取り出すことで作れる鋳造法です。
Vプロセス型
金型にフィルムをして砂を流し込みまたフィルムをかけて、フィルムとフィルムの間の砂を
巨大な吸引機で吸い、空気を無くすことで鋳型を固め、そこに金属を流し込む鋳造法です。
フルモールド型
発泡スチロールなどで欲しい形状を作り、砂などに埋め込み鋳型を作り、
そこに溶けた金属を流し込む鋳造法です。
さて、一通りご説明しましたが私も見たことがない鋳造法もたくさんあり、GOOGLEやYOUTUBEをみて書いたものもあります。
更にはもっと枝葉がわかれた鋳造法がたくさんあるはずで、概ねの強みなどはありますが、
会社会社で設備などが違うため同じプロセスであっても適正ロットなどが違ってきてしまいます。
結局、その会社に問い合わせてみなければわからない、というのが正直なところで、難しいところでもあります。
以上、鋳造の様々なプロセスの紹介でした。
アルミ鋳物の試作・少量ロット量産はお任せ下さい。 4種の製法を活かし、その製品に最適なプロセスでご提案いたします。
鋳物のお困りごとがありましたら弊社問合せフォーム迄お待ちしております!