お世話になります。工場長の吉中です。
弊社の鋳物工場では、色々な道具を使ってアルミ鋳物を作っていますが、既製品では少し使いにくかったり、すぐに壊れてしまったりという事があります。
既製品の商品がダメという事ではなく、使い方がハード過ぎるだけなのですが・・・。
その場合は、業者さんにオーダーするか自分たちで作るかの2択になります。
業者さんにお願いすると、とてもハイクオリティなものが手に入るのですが、納期や価格の面でどうしても不都合が出る場合が多く、自分たちのニーズにばっちり合うものとなると、どうしても自作しか手段がなくなってしまうのです。
今回は、数ある自作品の中から一つ紹介させていただきます。
どこにでもあるようで意外とない鉄の台車です。

キャスターの部分はゴムが使用されていますが、その他は鉄のみで出来ています。
この台車の何がいいかと申しますと、出来立てほやほやの熱い鋳物をのせたり、金型の補修等で溶接の作業をする時に台車に乗せたまま溶接が出来るなど、とにかく熱に強く頑丈なところです。
コマの部分は転がりが悪くなると交換が必要になりますが、本体部分は20年以上使っていても壊れません。
この台車でないと仕事にならないといっても良いくらいです。
この様に自分たちが仕事をしやすいように自作した道具がいくつかあるので、またの機会に紹介させていただきます。

アルミ鋳物の試作・少量ロット量産はお任せ下さい。
4種の製法を活かし、その製品に最適なプロセスでご提案いたします。
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