お世話になっております。工場長の吉中です。
一輪車プロジェクトの第二報です。
試作一号ということで、あまり深く追求せずに進めていきます。
現在使用している一輪車のタイヤとホイールの実測値を取得し、データを作成していきます。

隙間時間に行き当たりばったりで書いているため、デザインにはあまりこだわっていませんが、強度はしっかりと確保したいと思っています。本当はもっと格好よく書きたいのですが、残念ながらスキルが不足しています。
一番の難所は、シャフトが通る部分です。
既存のホイールには簡易的なベアリングが挿入されており、比較的スムーズに回転します。
既製品のベアリングを使用したいところですが、シャフト径が16㎜のため、すぐに手に入るものがありません。また、そもそもオーバースペックな印象もあります。
なるべく低予算で進めたいので、手持ちのもので何とかしたいと思います。
ベアリングを挿入するために機械加工を行うと、さまざまな手間がかかるため、まずは鋳物だけで完結できる方法を探ります。
その辺に転がっていた配管の内径を測ってみると、16.1㎜と最高にぴったりだったので、こいつを鋳ぐるみで使ってみようと思います。

ただ、シャフトと点ではなく面か線で接してしまうため、負荷が掛かった際にちゃんと転がってくれるかが不安でダメな匂いがプンプンしますが、とりあえずやってみます。
弊社のモデル切削用マシニングのテーブルサイズの限界を少し超えてしまうので、分割で切削していきます。



次回は鋳造工程に入っていきます。
前回の記事 一輪車の車輪を鋳物でつくってみよう① https://arumiimono.com/blog/2144/
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