こんにちは。
営業部の辻川です。
今日はちょっと真面目に量産前試作プロセスのお話を。
弊社ではアルミダイカスト製品やグラビティ鋳造製品の試作品も作製しております。
アルミダイカスト製品、グラビティ鋳造製品を作るためには金型の作製をする必要がありますが、金型の作成はなかなかな高額です。
では、ダイカストで作成予定の製品を組んでみたり形状を確認するためにはどうするか?というと
やっぱり手軽なのは3Dデータでの確認となります。
これであればコストはほとんどかからずに済みますからね。
形状を実際のものとしてアルミで試作作製し確認したいのであれば
①石膏鋳造(もしくは砂型鋳造)での作製、必要な個所のみ加工(最小限加工)
②アルミ材のブロック材を鋳造し、機械による削り出し
③機械によるアルミ押出材の削り出し
大きく分けてこんなところかと思います。
①は量産の際のダイカスト材と同材であれば形状やある程度の性能テストも出来ますので、
量産品に近い形状で抜け勾配の確認や試作性能テストには向いています。
※弊社は一部ダイカスト材(ADC12材)も砂型や石膏鋳造で鋳造出来ます。
②も量産の際のダイカスト材と同材であれば試作性能のテストなどはできますが、
機械加工による形状作成のため抜け勾配などは配慮されておりません。
鋳造品の形状チェックというよりは概ねの形状確認の意味合いが強くなります。
③は材料の違う材質からの削り出しとなりますので、概ねの形状確認はできます。
必要個数が1個~4個程度でよければ削り出しの方がコストが安い場合もあります。
ダイカスト製品の試作といえば概ねこの様なところかと思います。
金型の作製は高額ですから、絶対に上手くいくと確信を得てからスタートしたいですよね。
弊社では製品形状を鑑み、上記①~③プロセスから一番メリットのある試作方法をご紹介致します。
ダイカストやグラビティ鋳造の前のアルミ鋳物試作は是非ご相談ください。
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