こんにちは。
営業部の辻川です。
本日はいつもと少し毛色を変えた視点でのお話です。
「顧客様から鋳物案件の相談を受けたが、鋳物は正直あまり詳しくない」
ご注文の有無に関わらず商社のご担当者様から、私たちはこのような声をよく伺います。
- 客先から急に相談を受けた
- 図面や条件がまだ固まっていない
- 鋳物屋にどう話を持っていけばいいか分からない。そもそも鋳物屋が協力会社にいない。
この記事では、商社様が鋳物案件をスムーズに進めるための考え方を、 鋳物屋の立場から率直にお伝えします。
「まず相談して大丈夫かどうか」を判断する材料として、 読んでいただければ幸いです。
商社様経由の鋳物案件は、決して珍しくありません
鋳物案件というと「メーカーと鋳物屋が直接やり取りしている」 というイメージを持たれることがありますが、
実際には商社様が間に入っている案件は多くあります。
- 客先と製造側の調整
- 条件整理や情報の橋渡し
- 納期・数量の取りまとめ
こうした役割を担っていただくことで、 案件がスムーズに進むケースも少なくありません。
商社様より最初に整理してもらえると助かるポイント
すべて完璧に揃っている必要はありませんが、 以下の点が分かると、鋳物として成立するかどうかなどを判断しやすくなります。
最初に共有してもらえると助かる情報
- 使用用途(どんな装置・環境で使われる部品か)
- おおよその数量(単品・少量・将来の量産予定など)
- 希望納期(目安で構いません)
未確定でも問題ありません
- 最終形状(加工図面など)
- 鋳造方法の指定
- 正確なコスト
「まだ客先で検討中です」と一言添えていただければ、 その前提で確認・提案が可能です。
見積を取りやすい案件・難しい案件の違い
商社様から 「この案件、見積できますか?」 と聞かれることがよくあります。
正直に言うと、 条件整理の度合いで、見積の出しやすさは大きく変わります。
見積しやすい案件
- 図面が途中段階でも、用途や背景が分かる
- 数量・納期にある程度の目安がある
- 形状や数量など条件面で客先との調整余地がある
難しくなりやすい案件
- とにかく最安で、という条件のみ
- 仕様変更の可能性が高いが共有されていない
これは商社様が悪いという話ではなく、 情報が少ないほどリスクが見えづらくなるという意味です。
商社様が間に入るメリット
商社様が調整役として入ることで、 製造側にとっても助かる場面は多くあります。
- 客先要望の優先順位を整理してもらえる
- 客先との温度感を共有してもらえる
結果として、 無理のない工程・現実的なコスト提案につながりやすくなります。
こういうご相談も大歓迎です
- 「鋳物としてこの形状であればどのプロセスが有効か見てほしい」
- 「客先にどう説明すればいいか相談したい」
- 「ダイカストか砂型か迷っている」
案件が固まっていなくても、 早めにご相談いただける方が、 後からのトラブルは少なくなります。
まとめ|“投げていいかどうか”の相談からで大丈夫です
商社様にとって、 鋳物案件は判断材料が多く、不安も出やすい分野だと思います。
- 図面が途中
- 条件が流動的
- 客先の意向が定まっていない
その状態でも、 「この案件、投げても大丈夫ですか?」 という相談から始めていただいて構いません。
商社様の立場を理解したうえで、 進め方を一緒に考えることが、 結果的に良いものづくりにつながると考えています。
4種の製法を活かし、その製品に最適なプロセスでご提案いたします。
鋳物のお困りごとがありましたら弊社問合せフォーム迄お待ちしております!





