単品鋳物.com|アルミ鋳物|試作~小ロット量産まで

スタッフブログ

熟練の技が息づく、当社のアルミ鋳物

お世話になっております、八百谷金属工業株式会社のやおたにでございます。

本日は、私たちのアルミ鋳物工場で大切にしている 「手込め」 という技術についてご紹介します。

手込めとは、職人がひとつひとつ手作業で砂を型に詰めていく昔ながらの製法です。機械による自動化が進む現代において、手間のかかるこの方法をあえて続けているのには理由があります。それは、この手作業にこそ、製品の品質を左右する繊細な職人技が宿っているからです。


熟練の技の源泉となるのが、この砂です。長年の経験によって培われた感覚で、砂の湿り気や粒子の状態を確かめながら、丁寧に砂を調合します。この砂の状態こそが、鋳物の出来を大きく左右する重要な要素です。

調合された砂を、型枠に手作業で詰めていきます。ただ単に詰めるだけでなく、砂の密度を均一に保ち、空気の抜け道を作り、溶けたアルミニウムが隅々まで行き渡るように、細心の注意を払います。この緻密な作業は、まさに職人の腕の見せ所です。


機械では実現できない、この手込めならではの良さがあります。

  • 高品質な製品: 職人の手によって緻密に管理された型は、製品にバリ(はみ出し)が少なく、滑らかな仕上がりになります。
  • 複雑な形状への対応: 機械では難しい複雑な形状の鋳物も、手込めであれば製作が可能です。
  • 伝統技術の継承: 若手職人がベテランから直接技術を学び、次世代へと受け継いでいます。

当工場では時代が変わっても、職人の手が生み出す温かみと確かな品質を、これからも大切に守り続けていきたいと考えています。

製品に関するご質問やご相談がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

アルミ鋳物の試作・少量ロット量産はお任せ下さい。
4種の製法を活かし、その製品に最適なプロセスでご提案いたします。
鋳物のお困りごとがありましたら弊社問合せフォーム迄お待ちしております!

お問い合わせ | 単品鋳物.com|アルミ鋳物|試作~小ロット量産まで (arumiimono.com)

プロフィール写真