お世話になっております。工場長の吉中です。
今まで色々な事柄に触れてきましたが、今回は基本に戻って、アルミ鋳物の特徴について書かせていただきます。
それではいってみましょう。
軽量で高強度
・アルミは比重約2.7と鉄や銅に比べて非常に軽く、部品の軽量化に大きく貢献。
・一方で、適切な合金を選べば十分な機械的強度を持たせることも可能。
優れた鋳造性
・アルミは流動性が高く、複雑な形状の鋳造がしやすい。
・薄肉・複雑構造の製品を一体成形しやすく、後加工を減らせる。
耐食性に優れる
・自然に生成される酸化皮膜により、大気中や水に対して耐食性が高い。
・自動車、船舶、建材など屋外用途にも強い。
加工性が良い
・切削・研削・研磨などの機械加工が容易で、加工コストを抑えられる。
リサイクル性が高い
・アルミは再溶解・再利用が容易で、環境負荷の少ない材料。
熱伝導・電導性が良い
・熱や電気をよく通すので、ヒートシンクや電装部品にも活用される。
装飾性・仕上がりが良い
・表面処理(アルマイト、塗装、研磨など)により、外観品質も高められる。
寸法精度が高い(石膏鋳造)
・ダイカスト並みの精度で寸法のばらつきが出にくい
主な用途例
・自動車部品
・電機部品
・機械部品
・航空機部品
・建築用部品
と、いう感じで使い勝手が良い為、世の中にはアルミ鋳物が色んな用途で使用されています。
プライベートでアルミ鋳物を見つけた時に、ついついパーティングラインを探してしまうのは職業病なのかもしれません。
よろしければ皆さんも街中に潜むアルミ鋳物を探してみてください。
4種の製法を活かし、その製品に最適なプロセスでご提案いたします。
鋳物のお困りごとがありましたら弊社問合せフォーム迄お待ちしております!