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アルミ鋳物の引け巣のイメージ

お世話になります。工場長の吉中です。

 

以前アルミ鋳物の引け巣について触れましたが、溶湯(溶けたアルミ)がどんな感じに凝固していき、引け巣が発生するのかをイメージしやすくなる動画を撮りましたのでご紹介します。

 

毎日の溶解作業で鋳造後に余った溶湯は、インゴットケースと呼ばれる鉄製の箱に流し込みます。

全面が冷やし金の様なものなので、周囲から一気に凝固し始めます。

 
溶湯を流し込んでいる部分の凝固が一番遅く、そこに大きな引けが発生するところが確認できると思います。

ではご覧ください。

 

いかがでしょうか? 

 

実際の鋳型の場合、目視する事は出来ないので全く同じことが起こっているのかわかりませんが、大体こんな感じではないかと思っています。

今回の映像では押し湯などがない為に引け巣が発生していますが、押し湯や冷やし金を適切に配置して引け巣の発生を防ぎます。

 

この溶湯はAC7Aというアルミ合金で、弊社が扱っている中では引け巣の出やすい材料です。

動画で流し込んでいる横にすでに流し終えて凝固しきったものも映っていますが、これはAC4Bという材料です。

比べてみると、すこし凝固後の様子が違うのがわかると思います。

 

この様にアルミ合金といっても様々な特性がありますので、用途に合わせて材料を選定します。

弊社の経験豊富な営業部門がお待ちしておりますので、お問い合わせをお待ちしております。

 

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