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溶湯処理

おせわになります。工場長の吉中です。
今回は溶湯処理の一つ、フラックス処理について話させて頂きます。

 

アルミ合金を溶解する時、坩堝に材料を投入していくのですが、新しい材料と古い材料の2種類を使います。

古い材料とは、鋳物を作る際に製造上必要だけれど製品ではない切り落とされる部分で、リターン材と呼ぶことが多いです。

 

          新しい材料

 

           古い材料

 

このどちらの材料も溶解する時に坩堝のごみや不純物が混ざってしまいます。、特にリターン材にはフィルターなどが混ざっており、溶かした溶湯に不純物が混在した状態なります。

それを取り除く工程がフラックス処理です。

 

材料が溶け切った状態。不純物が混在しています。

 

フラックスという処理剤をいれ撹拌します。不純物がアルミ合金と分離します。

 

不要なゴミを取り除き綺麗になりました。

 

注湯するまでにはまだ工程がありますが、これがフラックス処理といわれるものです。

  

 

 

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