こんにちは。
営業部の辻川です。
少し前に公差についてブログに書きましたが
CT公差表① | 単品鋳物.com|アルミ鋳物|試作~小ロット量産まで (arumiimono.com)
今回も基準の大切さを思い知った話を1つ。
弊社は創業100年以上たちます。
先輩方から受け継いだお客様、製品の情報・木型を引継ぎ、
新たなお客様と出会いながら縁を紡いでいっています。
先日、昔からのリピート品が改めて注文が来て鋳造してました。
その際、グイチが発生し、仕上げたら製品が少し小さくなってしまいました。
直径で2~3mmほどですが、ct表では一応公差内。
図面が見当たらないのでお客様に確認したところお客様も図面をもっていなく、
その製品の直径が何mmかも把握してません。
しかし、小さくなるのは困る、と言いつつも許容範囲を決めかねる、という事態に。
本来、図面を基準にして製品を作るのでこういったトラブルは稀ですが、
昔からの製品のため、誰もが立ち上げ当初の打合せ内容を把握しておらず
皆で頭を悩ませてしまいました。
やはりもの造りには後々も基準となる製品図があったうえでの話し合いと
ない場合とでは大きく話が違ってきます。
基準の大切さを痛感しました。