こんにちは。
営業部の辻川です。
今回は前回のブログの回答編です。
前回の出題編はこちら→ クイズ | 単品鋳物.com (arumiimono.com)
さて、皆さんアタリは付けたでしょうか。
正解は
砂で作った湯口でした。
通常の湯口はただ鋳型に穴が開いているだけだったりその上にスリーブがのってたりするのですが、
その穴に注湯すると穴の径が大きいことと、湯を高いところから落とさなければならないため
湯口の下でアルミが暴れやすい傾向にあります。
湯が湯口下で暴れてしまうとその暴れた湯が製品内に入ってしまう可能性があります。
そのため、湯を鋳型に注ぎ入れる注油という作業はとても難しく
作業者の熟練度が必要になります。
そしてずっと安定させることがとても難しい作業でもあります。
そのため少しでも湯を安定させて流すため、
このクイズに出した湯口補助の部品を湯口にセットして注湯すると
補助部品の内部がテーパー状になっており、その先が細くなっているため
湯をゆっくり少しずつ注湯するアシストをしてくれます。
無くても製品はできるけど、あった方がより良い製品になるであろう縁の下の力持ち的なものです。
それでは今日はこの辺で。