こんにちは。
営業部の辻川です。
弊社には大きく分けて4種の鋳造法があります。
石膏鋳造
(硬化性の砂を使用した)砂型鋳造
(生砂を使用した)生型鋳造
(生砂を使用した)プレート型鋳造
この中の1つプレート型鋳造は機械にアシストしてもらいながら鋳型を作製していくのですが、
弊社で使用している機械は一般的にF-1型と呼ばれています。
機械としてはF-2型もあり、F-2型の方がより大きい機械です。
さて、前置きが長くなりましたが先日お客様より問合せで
「F-1型とF-2型ってどういう違いがあるの?」と聞かれました。
噂程度で
F-1型は木型を上下に分けて板に取り付けて使用するが、
F-2型は板2枚用意してそれぞれに木型を張り付ける。
そのため型込めにF-1型は1人必要で、F-2型は2人必要になる。
などと聞いたことはありましたが弊社にはF-2は無いので真偽は不明。
ということでメーカーさんに聞いてみました。
結論から言うとF-1とF-2の機械の違いは大きさでした。
F-1の方がF-2に比べて大きさがコンパクト。
ですのでF-2の方が型込めに必要な圧力などが強く、大型の鋳物の鋳造にも対応しやすいです。
F-1の機械は一人で型込めしますが、F-2の機械は木型も大きくなり易く
F-1の木型の様に板の上下に張り付けてひっくりかえして上下鋳型を込めていくという作業を
F-2ですると大きいため大変だったり重たすぎてひっくり返せなかったりするので
板2枚にそれぞれ型を張り付けて上型と下型を別で込めるという作業も理にかなっていたりします。
なので噂は遠からずでしたが、メーカーさんに聞くことで正確な情報を知ることができました。
お客様にも正確な情報をお渡し出来てよかったです。
今日は知っている気になっていたけど意外と正確には知らない事は世にあふれているというお話でした。