当社でいう砂型鋳造はCO2鋳造とも言われる鋳造法で、珪砂に珪酸ソーダもしくはアルカリフェノール樹脂を混錬し鋳型を作成します。
主に量産前の試作や小ロットのアルミ鋳物の作成に適しており、ギアケース・カバー・ブラケットといった薄肉の機械部品や切削素材としてのアルミブロック材の作成に用いられます。
材質もAC2A・AC2B・AC4A・AC4B・AC4C・AC7A・ADC12その他、多彩な材質にて鋳造いたします。
砂型鋳造の流れ
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1
木型作成
現在では樹脂をマシニングで削り、木型を作成することが多いですが、職人が本当に木を加工して型を作ることもあります。
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2
鋳型作成
珪酸ソーダもしくはアルカリフェノール樹脂を混練した砂で型を込めて二酸化炭素をかけることで化学反応を起こし、砂を硬化させて鋳型を造形します。
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3
鋳造
製品の形状や肉厚に合わせて温度を調整し、鋳造します。
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4
仕上げ
湯口、湯道など製品に不要な部分を切断し、バリを除去し、必要に応じてショットブラスト処理や熱処理などを行います。
砂型鋳造の長所と短所
非常に優れている | 製作期間 |
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優れている | 精度、小ロット、加工コスト、小物鋳物、大型鋳物 |
普通 | 量産、鋳造コスト |