こんにちは。営業部の辻川です。
鋳物屋の道具紹介パート4をお届けします。
今回は前回パート3でご紹介した枠をサポートする道具です。
弊社で使用している枠は木製のものやアルミ製の物、
鉄製の物など材質も数種類ありますが、
多く使われているのはアルミ製です。
アルミ鋳物屋なので枠もある程度のサイズであれば
作ったりしちゃいます。
で、人が持ち運びできるサイズの物は
弊社の職人たちが「よっこらせ」とひっくり返したり、
持ち運んだりしますが、それも限られたサイズでしかできません。
※型を込める工程で枠をひっくり返すことは必須の作業なんです。
前回の写真に映り込んでいた大型の枠は100kgオーバーの物もあり、
サイズも1000㎜をこえてきます。
(大型の枠置き場)
そんな大きな枠を移動させるのはクレーンなどで可能ですが
ひっくり返すのはどうしているのか。
そんな時にはこれを使っています。
社内では「オートバランサー」や「アレ」、「クルッと回すやつ」など
たくさんの愛称で呼ばれて親しまれています。
※写真内 オレンジ色の物が「アレ」です。
これをクレーンに引っ掛けて使用することで
付属のモーターで大きな重い枠を型ごとクルッと回せます。
なかなか使用頻度は少ないですが、無くてはならない設備の一つです。
弊社の工場見学に来られた際は案内人に
鋳物をクルッと回す「アレ」、どこですか? と尋ねてみてください。
工場の隅っこでひっそりと出番をまっている「アレ」のところに
案内いたします。
それでは今回はこの辺で失礼します。