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溶湯処理(GBF)

アルミ合金を溶かしたものを溶湯と呼びます。

アルミの融点(溶ける温度)は約660℃と高温ですが鉄は1538℃とアルミは鉄などの金属に比べると低い温度で溶かす事が出来ます。

アルミ合金を溶かしていると溶湯に水素ガスが混入します。原因は水分から生じた水素原子が溶湯中溶解する為なのですが、そのまま金属の製品にすると小さな穴を無数に含んだ製品が出来てしまいます。極端に言えばスポンジのような状態の金属製品が出来てしまいます。

もちろんそのような製品は強度が無く、油や水を入れると漏れてきます。

それではダメなので溶けたアルミから水素ガスを取り除かなくてはいけません。

この作業を溶湯処理と言い、当社ではGBFと言う機械を使ってこの作業を行います。

カーボンで出来たパイプ部分を溶湯の中に入れて、高純度アルゴンをパイプから出しながら高速で回転させます。

そうする事によりパイプから出てきたアルゴンガスは小さな気泡になり溶湯の中に入ります。しかしアルゴンは水素と違いアルミの溶湯に溶け込む性質は無い為、シュワシュワと溶湯の上へと上がって抜けて行こうとします。

この時にアルゴンガスのもう一つの特性が役に立ちます。

アルゴンガスは気泡上になった時、水素ガスを吸着する性質を持っています。

その為、アルゴンガスはアルミの溶湯を上がってくる際に、溶湯に含まれた水素ガスを吸着しながら上がってきます。これによって、アルミの溶湯に含まれた水素ガスが取り除かれ、GBF処理を行った溶湯で作られたアルミ製品は穴のない密度の良い製品が出来上がります。

当社ではすべての溶湯にGBF処理を行っています。

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