💡 生型鋳造とは?— ものづくりの原点を支える技術
生型(なまがた)鋳造とは、**砂と粘土(ベントナイトなど)、水を混ぜた「生型砂」**を用いて鋳型を作り、そこに溶かした金属(今回の場合はアルミニウム)を流し込んで製品を作る、最も歴史が古く、現在でも広く用いられている鋳造方法の一つです。

この砂の山が、私たちのものづくりを支える「生型砂」です。職人が日々、この砂の状態を見極め、調整することで、高品質な鋳型が生み出されます。砂を扱う職人の∗∗手先の感覚と経験∗∗が、製品の品質を左右する、まさに職人技が光る工程です。

上型と下型を組み合わせて完成した鋳型が並べられています。
この一つ一つの型に溶湯(ようとう)を流し込むことで、強靭で精密なアルミ鋳物が誕生します。
🚨 深刻化する「生型技術」の承継問題
近年、この生型鋳造をする鋳物屋では、**「技術の承継」**が大きな課題となっています。
- 熟練の技術者の高齢化:長年の経験に裏打ちされた砂の配合や型の締め具合などのノウハウが、次世代に十分に伝わらないまま引退されてしまうケースが増えています。
- 手間と時間:自動化が進む他の鋳造法に比べ、生型鋳造は職人の手作業に依存する部分が大きく、時間や手間がかかることから、生型を扱うメーカーは年々減少傾向にあります。
この技術が途絶えてしまうと、日本が誇るべき多品種少量生産や、複雑な形状の部品供給が立ち行かなくなる可能性があります。
✨ 【強み】私たちは「生型ができる会社」です
しかし、ご安心ください。弊社では、この貴重な生型鋳造の技術を絶やさぬよう、体制を維持しています。
- 生型を熟知した職人:長年の経験を持つ熟練技術者が在籍しており、砂の管理、木型の扱い、鋳型の組み方といった生型鋳造の肝となる工程全てに対応できる人材がいます。
- 安定した品質の継続:職人の手技と、機械加工を組み合わせることで、生型鋳造特有の優れた鋳肌や高い歩留まりを安定して維持しています。
「生型鋳造を依頼できるところが減ってきた」「今の取引先で対応できなくなった」とお困りのお客様は、ぜひ一度当社にご相談ください。
🔄 他社からの「転注」もお任せください!
特に強調したいのは、他社で使っていた**「木型(パターン)」をそのまま使った鋳造の転注**への対応力です。
- 即座の対応が可能:他社様の木型を拝見し、当社の生型設備に合わせて調整することで、新たな木型を製作するコストや時間をかけずに、速やかに鋳造を開始できます。
- 図面がなくてもOK:既存の木型があれば、それが生型鋳造用の木型である限り、スムーズに生産を引き継ぐことが可能です。
長年使い慣れた木型を有効活用し、安定した供給先を確保したいお客様は、ぜひ弊社にご連絡ください。私たちは、ものづくりの火を消さないという強い意志のもと、生型鋳造の未来を支え続けます。
製品に関するご相談がございましたら、お気軽にご連絡ください。
4種の製法を活かし、その製品に最適なプロセスでご提案いたします。
鋳物のお困りごとがありましたら弊社問合せフォーム迄お待ちしております!





