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スタッフブログ

消えゆく匠の技 生型鋳造

お世話になっております、八百谷金属工業株式会社の八百谷でございます。

近頃「生型鋳造」出来ませんか?と聞かれることが度々あります。

生型鋳造とは樹脂などのバインダーを混ぜずに生のまま砂型を用いる製法で、高度な技術力と職人の繊細な感覚が不可欠。

機械では再現できない精密さと量産にはない一点物の深みを持つこの鋳造法は日本のモノづくりを陰で支えてきました。

しかし今この生型鋳造を担う職人たちが年々少なくなり、技術継承が危機に瀕しています。

手間がかかり、経験と勘を要するため若い世代にとって敷居が高いと敬遠されがちなのです。

けれども、この「手の技」こそがこれからの時代に必要なのです。

近頃、生形鋳造の相談が増えているという事がそれを物語っています。

欲しい人はいるのに出来る人が居なくなってきたのです。

八百谷金属では今もなお生型鋳造の技術が現場で生き続けています。

その火を絶やさず未来へ繋げていこうと努力しております。

生型鋳造でお困りの際は是非一度ご相談ください。