お世話になっております、八百谷金属工業株式会社の八百谷でございます。
ゴールデンウィークがもうすぐそこまで迫っておりますがいかがお過ごしでしょうか?
一昔前はゴールデンウィークや年末年始には海外力される方々の出国ラッシュや帰国ラッシュがお決まりでした。コロナでやむなく一旦はなくなったのですが、そろそろ戻る予定がこの円安と世界的な物価高で海外旅行者は激減しているようです。
今はアジアに行ってもすでに物価は安くありませんし、なんなら日本が一番安いんじゃないかって思う事もあります。
これだけ安全で綺麗で安い国に生まれ育ったのだから今は日本を楽しむのもいいかもしれませんね。
昔から日本の製造業はより良いものをより安くと努力してまいりました。
ほかの製造業と比べると鋳物屋には昔ながらの部分が多く残っているかもしれません。
枠に砂を詰めて、ポンポン押し固めて鋳型を作ります。

そんな中にも少しずつ機械化されたものもございますので、そんな中の一つにターンテーブル式ショットブラストという物があります。

この機械は中に円テーブルがあり品物をその上に並べてテーブルを回転させながらメディアと呼ばれる玉を吹き付けます。
当社ではステンレスのメディアを使用していますが、亜鉛や鉄、中にはクルミの皮で出来たメディアなどもあり投射したい対象に合わせて選択します。
アルミ鋳物に対して使われるのはステンレスか亜鉛が多いと思います。
そして何のために当てるのかと言うと鋳物の表面についた砂を落とすこと、バリを削る事、表面に細かな傷をつける事で製品面を一定の表面粗さにする事などが目的です。
鋳物製品を見て頂いた際に「きれいな鋳物ですね」と言って頂けたときには心の底から嬉しくなります。
これからもよりきれいな鋳物を安定してお届けできるよう努力していきたいと思います。