お世話になっております、八百谷金属工業株式会社の八百谷でございます。
櫻が満開のいい季節になりました、コロナ前まではお花見シーズンになると沢山お誘い頂いて2週間くらいはお花見ラッシュになっていましたがコロナ騒動以降ほとんどなくなってしまいました。
二日酔いの日々だったあの頃を思い出すとお花見がなくなって嬉しいやら寂しいやら。
理由はどうあれ時代は変化していくってことですね。
時代の変化に合わせて生活習慣も変われば、仕事だって変わっていかなければいけません。
変化と進化に対応していく中で 八百谷金属では自分たちで鋳造した鋳物を内製で機械加工まで行っています。
昔から「餅は餅屋」とよく言いますが、加工屋さんにお願いせずに鋳物屋が機械加工をするメリットがどこにあるのかご説明させて頂きます。
まず一つ目
アルミを流し込むセキ(ゲート)やアルミを充てんする押し湯の位置を把握している為、加工基準にするべき場所と加工基準にしてはいけない場所が分かっている事です。
また、加工方法に合わせて法案を変える場合もあります。

二つ目
仕上げ工程でどこは削っていてどこは削っていないのかを把握しており加工基準に影響する場所は仕上げで触らないように、また治具などと干渉する部分は仕上げておくように協業します。
この際に、歪の方向なども打合せします。
そして加工してしまう部分のバリ取りなどは除外して効率化も行います。
まさしく社内でもWIN・WIN コストダウンも出来てお客様ともWIN/WINです。

三つ目
鋳物を作る際にまず1台鋳造して加工治具を先行で段取り出来るうえ、加工屋さんには頼みにくい1台だけ加工してみて内部欠陥が無い事を確認してから必要数を鋳造する事が出来ます。
これは最高に時短で進められる方法です。
このように鋳物屋が機械加工まで出来る事には大きなメリットがあります。
もちろん何でもできる訳ではありませんので加工屋さんにご協力いただく場合も多々ございます。
もしお困りごとがございましたら是非お声がけいただけると幸いです。