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スタッフブログ

CO2ガス型鋳造

お世話になっております、八百谷金属工業株式会社代表の八百谷です。

最近急に寒くなってきましたね。

ちょうどいい時期がすごく短くなってきている気がします。

私たち金属を溶かしている鋳物屋にとって暑い時期は作業環境が非常に悪く涼しくなってくるとホッとします。

寒くなる事で起こるデメリットはほとんどないのですが、気温が下がりすぎると硬化不良を起こすプロセスもあります。

当社で行っているCO2砂型鋳造というプロセスがあるのですが、これは珪砂にアルカリフェノール樹脂を混ぜ合わせ型に込めたその砂に炭酸ガスをかける事により化学反応を起こさせて硬化させるというプロセスです。

シリコンホースからCO2(炭酸ガス)が出ていて砂がカッチカチに固まります。

こうして強度のある鋳型を作ることが出来るのですが、この炭酸ガスは連続して流すと温度が下がり、配管は氷ってしまい液化炭酸ガスが気化されなくなってきます。

それを防ぐために当社では気化装置を用いて安定した炭酸ガスを発生させています。

暑い時も、寒い時も安定した生産量と安定した品質のアルミ鋳物をお届けできるようにしております。

最近、アルミ鋳物が安定供給されないとお困りの方からご相談を頂く事も増えています。

当社がそういった方々の駆け込み寺になれるよう頑張っていきたいと思います。

お困りの皆様は是非お声がけいただけると幸いです。