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スタッフブログ

石膏鋳造VSロストワックス

こんにちは、営業部長の藤本です。

私たちは日々沢山の製品のお見積りをしています。

お客様は相見積もりを取り、価格や納期を比べるところが多いと思います。

相見積もりのライバルは同業の砂型鋳物、石膏鋳物の場合もありますし、金型鋳造やロストワックス、さらには総切削の場合もあります。

 

つい先日受注したとある部品では、ライバルはロストワックスでした。

結果、弊社の石膏鋳造ですることに決めて頂くことができました。

 

石膏鋳造に決まった理由はいくつかありますが、ひとつはアンダーカット形状です。

アンダーカット形状が分からない方もおられると思いますので簡単なイラストで説明します。

左側のイラストでは金型から上方向に製品を取り出すことができます。

しかし、右側はどうでしょう。

赤丸の突起が引っ掛かり取り出すことができません。

こちらの製品では赤丸部がアンダーカット形状となってしまいます。

金型を工夫すればこのような形状も可能ですが、金型が複雑になり製品にパーティングライン(金型の割面の線)が入ります。

 

今回受注した部品は外観がとても重要な部品でした。

どこに取りつく部品か言えないのが残念ですが、きっとどこかで目にする部品です。

なので、アンダーカット形状部にもパーティングラインのない物をつくれる石膏鋳造を提案しました。

石膏鋳造では柔らかいシリコンゴムをマスターモデルとして使いますので、アンダーカット形状も脱型することが可能なのです。

今回のような案件はかなり特殊だったとは思いますが、石膏鋳造ならではのメリットを発揮することができました。

 

アルミ鋳物の試作・少量ロット量産はお任せ下さい。

4種の製法を活かし、その製品に最適なプロセスでご提案いたします。

鋳物のお困りごとがありましたら弊社問合せフォーム迄お待ちしております!

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