試行錯誤 | 単品鋳物.com｜アルミ鋳物｜試作～小ロット量産まで

こんにちは。

営業部の辻川です。

昔から弊社とつながりのあるお客様にある相談をされました。

「図面はないが、ある部品をサンプルをもとに作ってほしい。」

リバースエンジニアリングというやつですね。

たまにご相談を受けることはありますが、工業製品ですと図面がないとなかなか難しい話です。

鋳物の使用用途が工業製品の場合、その多くが機械加工をしてから組み込むからです。

機械加工は加工公差があり（鋳物にも公差がありますが、話が複雑になるため割愛します。）、特に重要なところと面が出ていればいいようなところなど、

図面にはその製品の必要に応じた公差が記入されています。

それらは設計者の意図が示されたもので、1図面からその製品をどう使用するか、どの部分が重要かを教えてくれる重要なものです。

図面がなくてもお受けする場合はありますが

そういった場合は試作して組み込んでテスト、問題が発生したら都度修正、作製、テストと繰り返すことになり労力がかかるものです。

当然、そういった場合は相応の追加費用も発生するので、なかなか具体的なお話になることはありません。

話を戻すと図面のない部品を作製し、テスト、修正ポイントの洗い出しをして、現在鋳物の木型修正と加工治具及び加工プログラムの修正を行っております。

この修正も、部品をユニットに組付けてからのサシでの計測などからの数字を反映させた修正のため

今回の修正で決まるかは関係者全員がハラハラしてます。

問題が起こると「次はうまくいくのか？」と不安になりやすいですが、私は試行錯誤するモノづくりも携わってみると面白いと感じます。

こんどは修正を経てよりいいものがきっとできるはずですから。

アルミ鋳物の試作・少量ロット量産はお任せ下さい。

4種の製法を活かし、その製品に最適なプロセスでご提案いたします。

鋳物のお困りごとがありましたら弊社問合せフォーム迄お待ちしております！