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スタッフブログ

鋳ぐるみ

こんにちは。

営業部の辻川です。

 

このところ雨も降らず暑い日が続いていますね。

日中の日向は熱波の様な日差しに照り付けられ、ただ立っているだけでも汗が噴き出てきます。

 

そんな中、弊社工場内ではアルミ合金を溶かしているので熱がこもっています。

その熱を外に逃がそうと送風機で出入り口に風を送っているので熱風が吹いています。

今の時期は工場見学には適さないかもしれません。

 

さてそんな現在HOTな鋳物工場ですが、アルミ鋳物に他金属材を鋳ぐるみをする鋳造も承っております。

たとえば多いのは銅パイプや黄銅(BC材)のブッシュなどを

アルミ鋳物の中に一緒に入れて鋳造してほしいというオーダーでしょうか。

 

冷却水が通ったりキー溝が入るような場所はアルミよりも適した素材を、

しかし他の面(例えば羽形状や軽量化など)はアルミが適しているのでアルミ合金で設計したい。

という設計者の方々の意図があるものは鋳ぐるみ→加工して仕上げたり

ブッシュの場合は圧入、焼き嵌め・冷し嵌めなどで対応されることが多いです。

 

・鋳ぐるみ

ブッシュやパイプを鋳型の中の特定位置にセットし、そのまま溶けたアルミ合金を流し込むことで

アルミ鋳物の中にブッシュやパイプを埋め込むことができます。

どうしても熱が加わるのでキー溝加工などのシビアな加工寸法の物は

鋳ぐるみ後に加工する必要が出てきます。

 

・圧入

例えばブッシュφ40mm h7寸法のものをアルミφ40mm H7寸法のところにセットし

強い力のかかる機械でググっと押し入れる手法です。

※H7はあくまで例えでだしただけなので、入るかは分かりません。

 

・焼き嵌め・冷し嵌め

焼き嵌めは本体の方を(バーナーや焼鈍炉などで)温めて大きくして、

冷し嵌めは入れるブッシュの方を(液体窒素などで)冷して小さくし、

嵌めるというやり方です。

 

それぞれ製品の特性や使用方法によって嵌め方が選ばれます。

違う金属素材を混ぜ合わせずに合体させる鋳ぐるみ(と嵌め方)の説明でした。

 

 

アルミ鋳物の試作・少量ロット量産はお任せ下さい。

4種の製法を活かし、その製品に最適なプロセスでご提案いたします。

鋳物のお困りごとがありましたら弊社問合せフォーム迄お待ちしております!

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