こんにちは。
営業部の辻川です。
今回は前回CT公差表① | 単品鋳物.com|アルミ鋳物|試作~小ロット量産まで (arumiimono.com)の続きです。
いよいよ鋳物公差、CT公差表についてですが下記表がそれです。
①左側の寸法「〇を超え 〇以下」の箇所は前回のたとえ話でいう箸の長さや太さなどの部分になります。
どの部分を測りたいか、基準値の数字を当てはめます。
②右側CT〇の部分は機械公差でいうH7やH8、一般公差などの公差規格です。
弊社4鋳造法ありますが、石膏鋳造でCT6,生型鋳造でCT11などそれぞれのプロセスに分かれた公差基準を設定しています。
※上記プロセス毎の公差はあくまで目安です。
③最後に数字の見方ですが例えば四角柱の製品があり、生型鋳造CT11で幅40mm 奥行50mm 高さ100mmだったとして
幅が見たいときは25mmを超え40mm以下の項目のCT11の列に当てはめるので3.6mmとなります。
なおこの3.6mmは直径なので基準値と公差で表すと40mm ±1.8mmの公差として見ます。
奥行50mmは 50mm ±2.0mm
砂型鋳造(CT8)で鋳造した鋳物の高さ100mmを見るときは 100mm ±0.8mmです。
※ちなみに鋳物に必要な勾配の寸法はCT公差の寸法とは別途で考える必要があります。
つたない&長い説明となりましたがお分かりになられましたでしょうか。
それでは今日はこの辺で。