こんにちは。
営業部の辻川です。
突然ですがイカの乾物「するめ」と「あたりめ」の違いはご存知でしょうか。
これは昔、博打うちの人々がするめという名前では「お金を擦ってしまう」とゲン担ぎで嫌ったため、
「あたりめ」と名前を変えたところ喜ばれた、という説があるそうです。
粋な話ですね。
最近でいうと「万能ねぎ」も似た話で、それまでの名前を変えて「万能ねぎ」と付けて売り出したところ
売上が爆上がりして食卓に定着したようです。
消費者心理に寄り添った目線で物事を考えられるか、という話ですので大事な教訓ですね。
さて、今日は機械加工の工程ではよく聞く機械公差の鋳物版。
CT公差について書いていこうと思います。
まず、公差とは何ぞや?と思われた方に。
公差とはザックリ言えば「その物のその箇所において設定された寸法(基準値)から許容される最大値と最小値」の事です。
ピンとこない人に例え話を1つ。
食事に使用する「お箸」を想像してください。その想像したお箸をいつものように手で持つところを想像ください。
お箸、こんな感じ。となりましたか?
では、あなたがお箸を作る職人さんとして例えば20センチほどのお箸を作りたいと考えます。
これが基準値です。
ですが、物作りとは難しいもので20センチジャストのお箸を作るのはなかなか難しい。
厳密に計測すればするほど数ミリやコンマ数ミリの誤差が出てきてしまいます。
さらにはそれを量産するのはもっと難しい。
なので20センチの基準値から2ミリくらいは長短あってもいいかな?と許容することにします。
これが公差です。
ちょっと長くなりましたのでCT公差の説明は次回で!
↓次回分です。
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